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「どん底」始動 

明日は稽古場に10時集合。
借りてきた小道具と至福団からの資材を搬入。
既に3~4回行われてあがってきた装置プランを元に
稽古場でバミリ、簡単に仕込む。
まだまだ構造的な検証と演出的な意向を
盛り込むために、とりあえずは簡単に行う予定。

当然の如く詳細に触れることは出来ませんけど、
今回も割と大がかりなことになりそう。
また見た目にはそうでもないかもしれないけど・・・。

稽古場が狭いのが既に悩みの種だ。
全くお話にならない狭さであれば
稽古場自体の変更を早々にしたであろうが、
そこまでは狭くない。微妙な窮屈さ。
ちょっとだけ間口が収まらないとか・・。

稽古場でどこまでやれるかはとても大事な要素だ。
海外のお芝居作りのように劇場入りして、
仕込みも稽古も充分にできるような日程で
考えられていない日本では特に。
基本その体制しか知らないし、
それはそれでいいのだが、
それなら稽古場の環境がもっともっと
改善されても良いんじゃないかと思う。

小道具、大道具、衣裳の製作作業がある程度出来る工房を備え、
搬入条件、高さなどの空間も困ることないようなスペースで。
尚かつ電源も豊富で照明も音響も
やろうと思えばかなりのことをやることが可能な設備。
そんな稽古場ないものだろうか?
・・・無いな。
まぁ全く無いことはないんだけどね、
都内にも完璧ではないがそれなりにはあります。
そういう稽古場があって普通に活用されるようになれば、
かなり作品に大きく反映されるとは思うんだけど・・・。

とりあえず明日から「どん底」始動。
頑張らねば。




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[ 2008/02/29 22:12 ] 個人 | TB(0) | CM(1)

部屋の片付けがしたいと思うのだが 

なかなか進展しない・・・。
なんか大掃除からの延長気分が残っていて気持ち悪い。
キッチン廻りリビング廻り寝室廻りの現状維持で精一杯。
たぶんアレだ、ブラインドのホコリ取りが出来ていないのが
薄々ストレスなんだ。薄々分かってる・・自覚してる。
でもやる気にならない、やる気になっても
9尺脚立が無いと届かない・・・・・。
僕ん家のブラインドは割と大きい。
幅が9尺で高さが2間ぐらい。
はい、また尺寸法です。
で、そのブラインドは床から2Mくらい上にある窓に付いている。
最初から届かない場所にあるのだ。あとメーター法。
だから一番上まで掃除しようとするには
9尺脚立でも届かないか・・12尺脚立か・・。

そんなもん普通は家に必要ないだろ?
って思いが強くなかなか着手に至らない。

うん、どうでもいい話ですね。





[ 2008/02/28 04:12 ] 個人 | TB(0) | CM(1)

打ち合わせ。 

明日は「どん底」の美術打ち合わせ。
それをもって稽古場仕込みの図面を作成し発注。
数日後の稽古開始にはある程度は
建て込まなければならないからだ。
稽古は「本読み」と呼ばれる、
脚本の読み合わせから始まるけど。
ケラさんは割と早めに「立ち稽古」に移行するタイプ。
だから椅子や持ち道具などの小道具も
早めに稽古場に入れなくてはならない。
とはいえ、芝居全体のトーンというか
演出的なことがまだ先が見えないので、
どれをセレクトしていくかはいつも迷うところだ。
とりあえず仮にと思って入れた小道具が、
演出的な何かを促したくないし・・。
う~ん匙加減?

頑張ろう。





[ 2008/02/27 01:59 ] 個人 | TB(0) | CM(1)

箱のこと 

ネタバレ的「わが闇」仕掛ネタをもう一つ。
あれはどうなってたんですか?メールも頂いたので。

スノードームが入ったプレゼントの箱。
寅夫がガンガン床に高所から落とし、
後々に水がこぼれてしまう仕掛。

これは地味な仕掛だけど意外と難しかったらしい。
らしいというのは僕は造ってないからです。
全体的には2つの仕掛を使ってあります。
一つめは箱から直接水を出す仕掛。
二つめは箪笥から水を出す仕掛。
リアルなことを言えば、箱からそんなに溢れ出さないし、
ましては置いてある茶箪笥の上から水が溢れる
なんてことはないんだけど、ここはあえて演劇的表現。
ということで箱を置いた後ろに実は細いチューブが
茶箪笥の天板には仕込まれており、
そこからも水が出るようにしてありました。
みのすけさんは茶箪笥の決められた場所に
置くようにしてもらっていました。
僕が台詞のキッカケでスイッチをオンすると
チューブから水が出て箱の底を満たしながら
前にこぼれていくという仕掛です。
その水が床にこぼれるのを見て、
大倉が「冷て!」と反応して次に繋がっていくわけです。
これは普通にお風呂ポンプにチューブを繋げただけで、
仕掛というほどのことではない。
難しかったのはチューブから出した水を
いかに箱から溢れてるかのように自然に見せるかでした。
出来るだけチューブからは線じゃなくて面で水を出して、
箱の底に回り込むように誘導させ更に箪笥の前に
落とさなきゃならない。しかも面で。
細いスジで流れると殆どお客さんには見えませんからね。
問題は箱の底面・・・毎回置かれる箱の面は決まっているのだけど
どうしても高く放り投げられるので箱がベコベコに歪んでしまうです。
要するに底面が毎回変わる。
そうなると水をいくら制御してもそれに左右されるわけです。
かといって水流の強さを強くすると、ありえない水の出方をしてしまう。
これは本当に難しかった。
たぶんその難しさは役者にも伝わってなかっただろう。

で箱の方。
箱の仕掛は当初、製作プランをこう指示してました。
「通常のプレゼント箱の中にピッタリのアクリルの箱を
造り密着させる、貫通させて小さな穴を沢山あける。
アクリルの中にはコンドームを二重にしたくらいの
水風船を入れる。その水風船に電熱線を巻き付ける。
スイッチを箱の一部分にちょびっと出して、
役者がそのスイッチを押すと電熱線が
加熱され水風船を割って水が穴を通って
箱からこぼれ出す。」
もちろん放り投げられる衝撃に耐えられるように
中で衝撃吸収させるウレタンなどで
水風船を保護。

これのメリットは役者の負担が少ないこと。
ちょっとスイッチに触れれば言い訳ですから。
もちろん放り投げでスイッチが入らないように
箱の窪んだところにスイッチを取り付けます。
実験に成功したらワイヤレスにしてもいいかと
考えていました。

これを指示され製作に取りかかったのは
演出部のJ君。
上のアイデアを出す前に考える猶予を与えたが、
あまりいいアイデアが浮かばなかったらしいので
上記のように実験してみるように指示。

で数日。
……いつまで経っても試作機も実験も
行われる様子がない。
他にも仕事を抱えているから忙しいのだろうが、
突いているとやっと実験開始。
でも何度やっても上手くいかない。
どうしても何度の割合で水風船が
衝撃に耐えられず割れてしまうのだ。
ゴムを厚くしたり、水の量を調整したり
色々と実験をさせるがどうも上手くいかない。

で、数日後。
僕の知らない間に別の方法に切り替わってました。
誰でも思いつくとてもアナログなパターン・・・。
役者にも負担が掛かる方法だからもっとも避けたかった方法。
だけど、実験を散々繰り返して彼が出した答えならば
しかたないかと容認。
でも切り換える前に報告しろよと、ちょっとキレる。

で、実際の箱はどうしていたかというと
う~ん。
長くなるし、書くほどの仕掛けじゃないから割愛!


[ 2008/02/24 20:08 ] 個人 | TB(0) | CM(3)

傾斜話の続き 

唐突ですが「わが闇」傾斜のお話の続き。
訳分からん人は過去ログを読んで下さい。
幻滅系ネタバレかもしれないのでご注意を。

傾斜させたはいいが、降ろす音が大き過ぎる問題。
要因は油圧ジャッキではある程度の下降制御はできるものの
重量が重量なだけに、ズンッと緩めではあるが
制御するまもなく、すぐに降りてしまう。
で、ドンって音がしてしまう。
仕込み当日の昇降テストをやって
「これでは演出のOKが出ない・・・」
と家に帰ってネット検索。
考えたのは油圧式じゃなくて機械式とよばれる
ジャッキで降ろすこと。
となればパンタグラフジャッキ。
ということで耐荷重3トンのパンタグラフジャッキを検索。
・・・が無い。
どれもあるのは1.5トンまで、それ以上になると
油圧かエアージャッキになってしまう。
とぐるぐる探っていると外車専門4WDの店で
2t対応のパンタグラフジャッキを発見しかもお店は神奈川。
翌朝、劇場に入るなり電話で予約をして
制作助手に車で買いに走ってもらい6台を購入。
在庫があって良かった。
結果はすこぶる良好。
要するに手回しだから頑張ればなんとか出来る範囲。
もう上げる時より静かに微妙に降ろすことが出来ました。
まぁ色々と裏テクが必要なわけですが、それは内緒。
それをで下降させるための専用補助金具も造ったしね。
何より驚きなのがそのパンタグラフジャッキのお値段。
1台1500円!!!!!!
ウン百万かけて造った装置を持ち上げて、
降ろすための救世主が1500円!
ビバ!ローテク。

傾斜に関しては以上!
ご質問があればお答えしますけど・・。
では~。


[ 2008/02/23 02:21 ] 個人 | TB(0) | CM(1)

で帰国しました。 

無事に日本に帰ってきました。
行きの飛行機はほとんど寝てたけど
帰りはほとんど起きてました。
PSPの映画を持っていったので
時間は余裕で潰せました。

預けていた車を受け取り帰宅・・
するつもりだったんだけど
真っ直ぐ家に帰るのが
なんかいやだったから
かなり寄り道してから帰宅。





[ 2008/02/22 00:20 ] 個人 | TB(0) | CM(1)

あっちで書いてたやつ。 

ローマに入る

やっとスペイン語も少しは覚えてきたのに
次はイタリア語・・。
思わずスペイン語が出てきてしまいそうになるし、
スペイン語習得に没頭していたから
イタリア語が全く頭に入ってこない。
宇野君に買ってきてもらった「指さし会話帳」を
頼りに夜の街をぶらついてみました。
・・街が汚い!石畳の街並みは素晴らしくキレイだけど。
バルセロナでは朝から晩まで公共の清掃局の人達が

絶えずお掃除をしていたからキレイだった。
これはホント凄いの、絶えず掃除している人達が
大勢いる。ここまでやってくれるなら
税金も納めがいがあるなぁとちょっと思う。

ローマの街中で至る所に「SPQR」という刻印を見かける。
壁にもマンホールにも、ちょっとしたところに。
意味は「元老院と市民」だか「市民と元老院」
かつてのローマ帝国の統治は皇帝もいたけど、
根本は市民から選出された元老院と市民により
支えられていたという誇りを込めてらしい。
ん~勉強したんだけど難しいんだよなぁその辺のこと。

夜の街をうろつき、
「ここはローマでいうところの渋谷センター街か」的なところに行く。
若者達があちこちでたむろって座り込んでる。
でもアスファルトじゃなく石畳。で近くにステキな噴水。

明日はコロッセオにパンテオン、トレヴィの泉、美術館あと蚤の市等を
見て回るつもり。たぶんまた脚がぱんぱん。
イタリア、特にローマは観光客狙いのスリや勘定不正が多いらしいの
気をつけなきゃね・・・。
でも、首から財布下げてカードやパスポートを持ち歩いて
肩掛けカバンで厳重に守りに入ってるのも粋じゃない。
ってことで今回の海外旅行で僕は日本にいる時と同じ、
いつもどおり財布は無し、札もコインも直ポケット。
パスポートもクレジットカードも適当にポケットに。

いまのところトラブルは皆無。
悩ましいのはバスタブがついた部屋が少ないのと
ホテルの部屋まで禁煙が多いこと。

うん、日本に帰りたくない。

ローマ2日目。
日曜日で蚤の市がやっていると情報を経てタクシーで乗り付ける。
バルセロナでいった蚤の市とは違い衣料品がほとんど、
古道具を期待していたので、早々に離れる。
真実の口に手を突っ込んで写真を撮ってから
コロッセオとフォロローマという遺跡群やら凱旋門を見て回る。
ジュリアスシーザーが着工した劇場というのも
中には入れなかったが外側から見れた。
コロッセオは中に入れたのでとても楽しかった。
まず何よりデカい!
出発前に映画の「GLADIATOR」をもう一度観ておいたので
色々と想像が出来て楽しかった。
お土産でグラディウスって呼ばれる剣のおもちゃでも
買おうと思っていたけど…すっかり忘れてた。
コロッセオを満喫した後はカピトリーニ美術館に。
お目当てはローマを建国したといわれる双子と
その双子に乳を飲ませて育てたオオカミの象。
オオカミの下で双子が乳を飲んでいる像なだけど。
この銅像やらレリーフも街の至る所にありました。
あとはパンテオンに行ってトレヴィの泉に行って
ご飯食べておしまい。
ブラブラ途中は何度もカフェに立ち寄りコーヒーを飲む。
普段はコーヒーはあまり飲まないんだけど、
ぬるいし甘いし美味しく感じてスグにカフェに入ってました。

残念なのは煙草が吸える場所が少ないこと…。
というか日本とは完全に逆転してる。
お店の中やホテルなど建物内はほぼ禁煙。
稀に大丈夫なところがあるくらい。
その代わりに外は何処でも吸って良し。
コロッセオの中でも吸えたし、
美術館に入っても中庭に出れば大丈夫。
しかも灰皿が有る無しは関係なかった。
ローマではゴミ箱に灰皿が備え付けられている。
もちろん殆どの人はポイ捨てです。
だからバルセロナでも必死にお掃除してたんだね。
というかゴミも煙草も道に捨てるのが、
何気に日常的に行われている。

ローマ3日目
今日の目的はもうバティカン市国Only。
まずはタクシーに軽くぼられてバティカン美術館前に到着
驚くくらい長い行列に並んで中に入る。
ホント驚くほど長いんだけど常に牛歩状態で1時間もしないで
すんなり入れた。
クーポラのてっぺんまで登ったり、
地下で先代法王のお墓みたりして堪能。


[ 2008/02/22 00:15 ] 個人 | TB(0) | CM(1)

明日はローマに移動 

バルセロナを満喫。
ガウディ関連の様々な建築物を見学。
昼に行ったり夜に行ったり中に入ったりブラブラ。
サグラダ・ファミリアの塔にも登った。
図面とか模型とかデザインコンセプトが凄い。
あとカテドラルにも。ビーチまで出て地中海も。
電車とケーブルカー乗り継いでモンセラットにも。
チビッコ聖歌隊の唄も素晴らしかった。
軽く登山もしました。
あと買い物。
日本では入手出来ない
「300」のレオニダスのフィギュアを入手!

明日からはローマ。
早起きしてスペインを出国。

あっ昨夜、空港で二代目団長の宇野を捕獲。
というのは、偶然宇野くんも同時期に旅行で訪れていて、
僕が買い忘れた「イタリア語指さし会話帳」
を買って持ってくるようにお願いしていたので
それを引き取りに空港で待ちかまえていました。
ツアーですぐにバスに乗り込んでしまったけど
スペインで会うという設定が面白い。
まさかスペインで会うとはね。
ローマも予定に入っているらしから
会えたら・・追いかけ廻そう。

さよならバルセロナ。




[ 2008/02/16 08:23 ] 個人 | TB(0) | CM(1)

マドリードからバルセロナ 

昨日までマドリード。
今日は自力でバルセロナに空路で移動してきました。
バルセロナはホテルも交通手段も全て予約せず自力。
言葉の壁やらがあるのも楽し。

マドリードでは王宮内の見学とピカソのゲルニカを観ました。
他にも散策しまくって脚がぱんぱん。
街中ではチュッパチャップスの50周年かなんかで
女の子が配りまくってました。
それを頬張りながら散策。
工事現場の人も、警備員も主婦も子供も観光客も
みんなが口に白い棒をくわえていて微笑ましい。

バルセロナへは飛行機で1時間くらい。
特急電車では5時間くらい掛かるらしいから、
ちょっと高めな飛行機代も気にならない。
ホテルにチェックインして急いで「グエル公園」へ。
入園するなり日本からの仕事の電話を2本ほど
こなすがとっても堪能。
あの有名なトカゲはやっぱり人気で人集りの山。
外人さん達と「さあさあお先にどうぞ」的に
ジェスチャーで順番に写真を撮る。

一度ホテルに戻りだらだらした後
街に繰り出して晩ご飯。
メニューが読めないけど適当に頼む。

ブラブラ歩きながら
「カサ・ミラ」とかガウディ建築を眺めながら
さっきホテルに帰ってきました。

マドリードから試みていたんだけど
開通しなかったネットもやっと出来た。
地元の大手電話局が発信している
WiFiをキャッチして24時間のみ契約でオンライン。

ここ数日歩き過ぎて脚がぱんぱん。
サロンパスとか冷湿布系を買おうと
薬局に入るも出される出されるものが違う。
ナプキン、包帯、ガーゼ……。
結局諦める。
外国には無いの湿布って?

マドリードはバリバリの観光地な感じがしたが、
バルセロナはちょっと違う、活気がある。

明日の予定を考えよう。
tokage.jpg

[ 2008/02/13 07:47 ] 個人 | TB(0) | CM(2)

コメントとトラックバックの違い 

がよくわかっていない・・・。
コメントは親しい方から頂いているので、なんとなく分かる。
トラックバックってなんだろ?
まぁそのうち分かるか。

今日は午前中から明日の出国に向けての最終準備。
新たに申請していたアメックスのカードが出来ていたので
新宿に引き取りがてらお買い物もしました。

夕方からは阿佐スパの5月公演に向けたワークショップに
顔を出す。ほんの小一時間だけ。

で、雪が降った。
今年は既に札幌と新潟で大雪を体験しているので
なんか東京でも雪が降ってくれて嬉しい。

今は海外にPowerBookを持って行くか思案中・・。
仕事に支障が出るから持って行くとかじゃなく、
何となく無いと不安だから。
仕事は勿論、買い物も取引も情報管理も
すべて依存してますからね~。
あっよく考えると怖いことだ。

う~む。






[ 2008/02/10 03:43 ] 個人 | TB(0) | CM(0)

傾斜2 

「どん底」の美術打ち合わせは恙なく終わりました。
なんとなく全貌が明らかになって一安心。

前回続きの傾斜のこと。
油圧ジャッキは思いの外、操作性もよかったです。
音も無いし、軽いし。
ただどうしても鉄骨台の上に乗っている
木工パネル達が「ギシギシ、ミシミシ」言ってしまう。
仕込み中に何度かテスト昇降したときに
「ケラさんからダメ出るなぁ」と対応策を案じていたら
ケラさんはその音を効果音として気に入られたので
音問題はそのままほったらかしました。
なんせあれだけの物量を載せてるわけですからね、
鉄骨といえどあの幅を端っこでしか受けてないわけで
中は脚もなく空洞状態ですからね、そりゃミシミシも言います。

でも、問題が2つ。
一つめは傾斜してからシーンが長いので「揺れる」
しかも殺陣シーンもある。
30分以上はあの状態が続くのでさすがに
揺れ止め対策を施しました。
やり方は簡単、傾斜した空洞部分に潜り込んで
受ける脚を差し込んであげる。
実際、劇中では舞台が傾斜してロックされ次第、
演出部と僕の計3人が台中に潜り込み、
計7本の脚を差し込んで固定してました。
これはかなり効果がありましたが、
上がってから少ししてから設置され、
下がるちょっと前には解除しなければならないので、
その前後はまた揺れてしまう。

あとは上げたはいいが下げるのが「難しい」
これは大問題でした。
油圧ジャッキは上げるのはいいが下げるのは苦手。
苦手ではないんだろうけど・・・
僕が降ろしたいように降ろせない。
どうなるかというと、
ちょっとした油圧抵抗を受けながらの自重落下です。
要するにスーッドン!って降りてしまう。
それじゃ全くお話ならない!
そしてそれが発覚したのが当然仕込みしてのテストで。
慌てて解決策を練ることに。
でももう場当たりは始めなきゃならないし・・。
う~ん、でも何か楽しいトラブル。
っと思ってました。
リフターとか使ってたら相手が電気だから
手の出しようが無いけど、
今回は単純に重い物を持ち上げて降ろす、
至ってシンプル。
頭使えば何とかなるだろうと、ちょっと楽しんでました。
うん、これはドラクルで修羅場くぐった経験がもたらした
余裕ですな。

はい、また長くなってきたので続きはまたこんど。
「傾斜」だけでじゃなく「囲炉裏」のこととか
「転換」のこととか書きたいけどいつになるやら。

明後日からスペインとイタリアに行ってきます。
はい、更新滞りそうです。


[ 2008/02/09 05:14 ] 舞台 | TB(0) | CM(1)

「わが闇」 

前に予告していた通りnylon100℃「わが闇」公演のこと。
稽古開始直前まで全く真逆と言っても過言ではない作風の
「犯さん哉」という作品をケラさんと創っていたので、
とてもギャップがあっただろうと数ヶ月前を振り返ってみるが、
さほどそのような印象は無い。
打ち合わせは「犯さん哉」公演中から少しづつ進めていて、
ケラさんとの打ち合わせでは既におぼろげながらも世界観は
何となく感じ取れていたからだと思う。

「わが闇」はいつものnylon100℃の公演と比べて、
構成や設定や仕掛などに求められるトリッキーなことが割と抑えめな公演でした。
強いて言えば演出映像、あと舞台の傾斜。

あの傾斜は第一回美術打ち合わせからケラさんが要望していたこと。
正確には美打ちが始まる前から相談されていたことでした。
打ち合わせでケラさんは具体的にどう傾斜したいとかは言わない人、
・・というか確定できていない。それらの具現化アイデアは僕らスタッフに委ねらる。
ケラさんはあえて漠然としたイメージを伝えてくるのみ。
もちろん遅筆で知られるケラさんだからプランの段階では
脚本なんて1枚もありません・・・。
もし脚本やプロットでもあればとても創造がラクなんですが、
何を材料に考えを始めればいいのか取っかかりがない。
もうケラさんが漠然と口にする言葉のオモテからウラまで読み取り
探っていくしかないのです。
これはとても重大な責任なわけですよ、だってあの傾斜だって
物理的にはいかようにも出来るわけですから。
もっと急勾配に傾斜させることも、もっとバラバラに大胆に分割することも。
そのような可能性を全て検証し最終的に作品に沿うようになることを
目指して作業を進めていかなければならない。
脚本の完成を待っていたら稽古も出来ないし発注も間に合いませんからね。

で、僕が今回進行したのがカタチがあのような傾斜です。
ケラさんの文字では無く言葉の雰囲気だけを材料に。
なんせあのプランを進行させている段階では、
登場人物さえ決まってませんでしたからね・・・。
そんな中まず僕が言葉を聞いて必要だと思ったことは、
気付かない人もいるくらいの緩やかな傾斜。
垂直に立っている筈の構造物が「少しだけ傾く」そのくらいの不自然さを
産み出せれば、見ている人に違和感を感じさせることが出来るんじゃないだろうかと。
出来れば音も無く動きもなく、視覚的にもハッキリ分からずに
やることが出来ればいいなと考えていました。
「視覚的な作用を出来るだけ認識させずに心理的に作用させる」
そんな舞台の動かし方の試みでした。

で、僕がセレクトした方法は手動。
当初は油圧のリフターを8台入れて昇降させようとも考えていました。
まぁ手っ取り早いですからね、鉄骨で土台を組んでリフターかませれば
昇降はボタンでできるわけですから。
でも、その案は打ち合わせ前に早々に廃案にしました。
なんか、そうじゃない。
こう台詞や間(ま)に合わせながら昇降させる。
それが大事だと考えていました。
電動だとどうしても機械的な動きになってしまいます。
だから廃案。
鉄骨製作打ち合わせでその旨を営業さんに伝えると
やはりリフターを出された後に、ちょっと渋い顔をされて
一応設計に相談してみるとの返答。
うっすら考えていた大型車用の油圧ジャッキを使ってみるのはどうかと
提案してみる。
翌日に営業さんから電話が掛かってきて
「油圧でやってみる」と方針が固まる。

そうあの傾斜は油圧ジャッキで動いていたんです。
前傾斜部分で多分2トン後ろで4トンぐらいの重さがあったのではないか。
でもジャッキなら軽々。
それぞれ2台づつの計4台を4人で上げていたんだけれども、
僕は座ったまま操作していたし、手を伸ばせば1人で2台も出来た。
地方の場当たりでは毎回昇降シーンを稽古していました、
確か広島でかな?そのシーンの稽古をしていたら
袖に坂井真紀さんが僕らを見学に近づいて来てました。
僕はそれを見つけて「はい、やってみて」とやってもらいました。
あの小柄な坂井真紀さんでもスイスイ動かせてましたからね。

うん、長いこと書いた。
今日はここまで。
・・・・・なんかネタバレというか事情を書きすぎ?
わかんないからいいか。

明日は「どん底」の美術打ち合わせ。
う~ん。


[ 2008/02/08 04:31 ] 個人 | TB(0) | CM(2)

WORKSHOP 

退団したにも関わらず団員を集めワークショップをしたいと思っている。
団員に開催予告をしたにも関わらず、諸々諸事情で先に進まないでいる。
予定していた使わせてもらえる場所が使えなくなったのも痛い。
新宿村とかどっかのスペースを借りなきゃならんのかぁ~めんどい。

やろうと思っていたことは大きく三つの項目。
1日目は大道具について。
現場大道具さんや工場の大道具さんを呼んでディスカッションと実践。
といってもアレコレ言い合って、普段現場で「あっ?」と思っても
仕込み中だし、その場では言えなかったりすることを、こういう機会だからこそ
ガーガー言い合いながら楽しくみんなで大道具作ってみたら面白いかと。
僕らはいつも大道具さんに「演出や演出部は何を大事に芝居を創っているか?」
を大事に思われて仕事をしていると思う。
だとした僕らも大道具さんが何を何処を大事に想い入れて造っているかを
考えて大道具を仕込み扱っていかなければならないと思う。
・・ならないことはないんだろうけど、そんな風に相互理解が深まれば
大きく作品に反映できることが産み出せるかもしれない。
そういう意識を持てるように試みてみたい。
もちろん若い子達の技術や知識を補填するのも大目的だ。
いつもほったらかしだからね。

2日目は小道具の日。
これも高橋岳蔵さんとか小道具に強い人を呼んで
小道具の知識、技術、思い入れをアレコレ話し合えればいいと思う。
内容と目的は大道具と一緒。

3日目は舞台監督業務と演出部業務のこと。
今やこの流れだともしかしたらやれるのはこれだけか?
なんせ手っ取り早いから。
まずは基本的なこともそうだけど、それぞれどんな意識でやってるか?
これを明確にしていくだけでも面白い。
もちろんそんなことをハキハキ明確に答えられる人はいないと思うけど・・。
あとは転換表とかタイムテーブルとか上演台本とかを持ち寄って
それぞれどんなことに気をつけて、どのような作り方をしているかを
それぞれ発表して質疑応答してみるのも面白いと思っている。
あとは予算の割り振り方とか台本執筆遅れの対処方とか
各自が独自に蓄積した知識や感覚を惜しげ無く見せ合うことで、
更に研磨してみたい。

ホントは劇場とかで実践的なこともやれるといいんだけど・・。
綱元講習とか、たっぱ合わせの考え方とかね。
やりたいことは沢山ある。
誰か劇場とか2日くらい無償で貸してくれないだろうか?

うん、そろそろ真面目に場所探しとカリキュラムを考えないといけない。





[ 2008/02/07 00:02 ] 個人 | TB(0) | CM(1)

ちなみに 

僕の今度のお仕事はシアターコクーン「どん底」。
恐ろしく個性的なキャスト陣なのでちょっと大変そう。

色々とブログのテンプレートを替えてみている。
どうもどれもしっくりこないのは見慣れていないせいか?

うん、書くことが無いから次回は終わったばかりの
nylon100℃「わが闇」公演の装置とか小道具などの
裏情報などをかいていこうかな・・。
もう終わっているしネタバレとか恐れず。


[ 2008/02/04 23:00 ] 舞台 | TB(0) | CM(1)

というわけで・・ 

とりあえずドタバタっと作ってみました。
努力はしますけど、たぶんマメに毎日書き込むことは出来ないんだと思います。

しばらくの間はここをメインに。
もう少ししたらホームページとか事務所とか諸々開設していきたいと思ってます。
となってもここはここで残します。

メールフォームも設置してみました。
ご質問やご相談をしてもらえると、とっても嬉しいです。
そういうのが大好きです。・・・お仕事依頼も受付ます。
今まで通り至福団のサイト経由でも構いませんので、
お気軽にご連絡下さい。冷やかしはダメ。

では、改めて宜しくお願い致します。
by福澤諭志



[ 2008/02/04 14:42 ] 個人 | TB(0) | CM(0)

裏通信お引っ越し作業 

ん?ここに文章書くの?
[ 2008/02/02 01:18 ] 関係ないこと | TB(0) | CM(0)
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ワークショップ情報
福澤諭志と至福団の合同企画。  舞台監督/演出部/大道具/小道具など 色々と考えてみる。    ワークショップというか研究会。 一般の参加者も受付中                    
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ふくざわさとし

Author:ふくざわさとし
福澤諭志
舞台監督
初代至福団団長
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