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亡くす。 

舞台裏方を親族で営む家柄なゆえ、
仕事における自分の数多くいる師匠を遡れば、
突き詰めていくと祖父と祖母まで行き着く。
祖父と祖母が興したその家業が
僕の育った環境であり、自ら選んで歩いている道でもある。
その祖父祖母によってつくられた環境の中で僕は育ち学び現在に至る。
祖父や祖母に技術的な具体的なことを教わったことは今まで一度も無い。
僕にとってはいつだって「おじいちゃんとおばあちゃん」だし、
二人にとってもいつだって僕は孫の「さとし」だろう。
祖父と違い、特に祖母とは仕事の深い話はしたことが無い。
いつでも「やりたいよいうにやれ」「身体に気をつけろ」
と僕のことを応援し心配してくれた。
仕事は関係なく、常に「おばあちゃん」としていてくれた。
そんな祖母を亡くした。

祖母を失い、今まで意識をすることないくらい
当たり前に存在していた大きな支えに今更ながら気づかされ
そして突然その大きな支えを失った気がしている。
でも自由に進め、身体に気をつけろと今でも応援されている気もする。
悲しくなるほど親不孝な自分に情けなくもなるが、
自分の進むべき道も改めて自覚することをできた。
これも祖母からのおる意味、教えだと思う。
具体的なことを教わることはなかったし、
仕事の話といえば、僕を案じてくれる話か昔の自慢話。
でも感じ取り受け継いだモノは確かにある。
小手先の技術や知識ではないキモチ的なことだ。
祖母が祖父と築いた空気というか精神は今もちゃんとある。
祖母が残したそれは脈々と皆にも受け継がれている。
その中で育った僕もそれをこの身にまとっているはずだ。
僕はそれを肝に銘じて、進んでいかなければならない。
仕事に邁進するだけでなく、豊かな人間関係を築けるか?
祖父祖母が守ってきた家庭や絆を僕もしっかり守り、
大切にしていかなければならない。そう感じた。

おばあちゃんは今でも物言わずとも、
しっかりと道を示してくれている。
僕がその恩恵を受け、それを意識して進むことをしていけば、
僕はおばあちゃんを、その支えを失わない。
そう肝に銘じて前に進もう。


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[ 2008/10/23 21:46 ] 個人 | TB(0) | CM(0)
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福澤諭志と至福団の合同企画。  舞台監督/演出部/大道具/小道具など 色々と考えてみる。    ワークショップというか研究会。 一般の参加者も受付中                    
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