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「SISTERS」終了! 

長かった「SISTERS」無事に終了しました。
4〜5年ぶりの演出部をたっぷりと堪能しました。
今後の糧となるであろう収穫が多々ありました。

ネタバレとして書けなかった僕のお仕事は、
「水の担当」でした。
装置はホテルの一室。
そこに要するに床上浸水させるのが担当。
もちろん基本は鉄骨で製作したプール。
設計やら床の素材選定、
注水&排水システムの構築。
全て任されてもらえたので
結構楽しかった。

床上浸水とはいえ、
お芝居の中では現実的に扱われるわけではなく、
あくまでイメージの中の象徴的な扱いとして
水がジワジワと部屋をみたしていく。
そんな演出効果を狙った使われ方でした。
このジワジワというのがとても難しい!
舞台上に注入する水量は実に5トン。
袖中には6トンを貯水し、
そこから大きいポンプ2台と小さいポンプ2台の
合計4台で注水していきます。
ちなみに大きいポンプは舞台後方二カ所。
小さいポンプはベッドの下と床に積まれた本の中。

床板は穴が開いて、空洞がありちょっと浮いて置かれている。
ホームセンターでもガーデニング用で見かける
水はけの良さが売りの30㎝角の床板。
これを敷き詰めた舞台へゆっくりと水を注入していく。
まんべんなく舞台に水が行き渡ると、
やっと水は床板を越えて舞台上に現れてくる。
大体、そこまでには500literから700literを消費。
しかも圭史によって松さんの長台詞終わりに合わせるよう
リクエストが出ている。
完全に遠隔操作な僕は貯水プールの減る量を確認しながら
4台のポンプを制御する。
とはいえ床下にどれくらい廻っているのかは
誰にも見えないから、
前回の水掃除の残り具合だとか、
劇場の床の歪みなどを想像して微調整。
そして大事なのは松さんの足下から浸水が始まること。
4台を微調整し他の床面が先に浸水しないように
更に微調整。
しかもホースの中の空気を押し出してしまうと
ゴボゴボ音がしてしまう、そして何とかの法則で
水は止まらなくなり微調整が効かなくなる。
6000literの水をそれこそ50literの単位で
刻んで注入していく。
もちろんお芝居だから、役者さんの呼吸に合わせて。

1トンまで注水出来たら、殺陣があるシーンで
一気に注水しホースの空気が抜けるゴボゴボ音を誤魔化す。
そこからは2トンまではややゆっくり目。
3トンまでは4台でかなり早め。
あとは4トンまで何とかの法則で惰性注水。
4トンから5トンまでは、
後方2台のみでフルで注水してました。

ちなみに後方ポンプは200Vのポンプ。
インバーターをかまして制御。
2インチの大容量ホースを使用。
舞台中の2台は普通の100Vポンプ。
1インチのホースを使用。

本番での注水操作も大変だったけど。
公演終了後の水掃除も大変でした。
毎回水を完全に抜かなくてならないですからね。
あと貯水するのも大変でした。
パルコでは1トン貯めるのに45分掛かりましたからね。

僕の「SISTERS」でのお仕事はこれがメイン。
あとモズ投げね。
あっ額縁の絵から水しぶきが出るという仕掛けもあったけど
ちゃんとお客さんに気づいてもらえていたのだろうか疑問だ。

次の仕事まで少しお休み。
キャンプを遂行するべく、
新宿のアウトドアSHOPで
やたらめったら大人買い。
荷物持てなくて車まで2往復した。

でも雨だなぁ〜。
82.jpg


[ 2008/08/27 23:35 ] 舞台 | TB(0) | CM(1)
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[ 2008/08/28 01:28 ] [ 編集 ]
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