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傾斜2 

「どん底」の美術打ち合わせは恙なく終わりました。
なんとなく全貌が明らかになって一安心。

前回続きの傾斜のこと。
油圧ジャッキは思いの外、操作性もよかったです。
音も無いし、軽いし。
ただどうしても鉄骨台の上に乗っている
木工パネル達が「ギシギシ、ミシミシ」言ってしまう。
仕込み中に何度かテスト昇降したときに
「ケラさんからダメ出るなぁ」と対応策を案じていたら
ケラさんはその音を効果音として気に入られたので
音問題はそのままほったらかしました。
なんせあれだけの物量を載せてるわけですからね、
鉄骨といえどあの幅を端っこでしか受けてないわけで
中は脚もなく空洞状態ですからね、そりゃミシミシも言います。

でも、問題が2つ。
一つめは傾斜してからシーンが長いので「揺れる」
しかも殺陣シーンもある。
30分以上はあの状態が続くのでさすがに
揺れ止め対策を施しました。
やり方は簡単、傾斜した空洞部分に潜り込んで
受ける脚を差し込んであげる。
実際、劇中では舞台が傾斜してロックされ次第、
演出部と僕の計3人が台中に潜り込み、
計7本の脚を差し込んで固定してました。
これはかなり効果がありましたが、
上がってから少ししてから設置され、
下がるちょっと前には解除しなければならないので、
その前後はまた揺れてしまう。

あとは上げたはいいが下げるのが「難しい」
これは大問題でした。
油圧ジャッキは上げるのはいいが下げるのは苦手。
苦手ではないんだろうけど・・・
僕が降ろしたいように降ろせない。
どうなるかというと、
ちょっとした油圧抵抗を受けながらの自重落下です。
要するにスーッドン!って降りてしまう。
それじゃ全くお話ならない!
そしてそれが発覚したのが当然仕込みしてのテストで。
慌てて解決策を練ることに。
でももう場当たりは始めなきゃならないし・・。
う~ん、でも何か楽しいトラブル。
っと思ってました。
リフターとか使ってたら相手が電気だから
手の出しようが無いけど、
今回は単純に重い物を持ち上げて降ろす、
至ってシンプル。
頭使えば何とかなるだろうと、ちょっと楽しんでました。
うん、これはドラクルで修羅場くぐった経験がもたらした
余裕ですな。

はい、また長くなってきたので続きはまたこんど。
「傾斜」だけでじゃなく「囲炉裏」のこととか
「転換」のこととか書きたいけどいつになるやら。

明後日からスペインとイタリアに行ってきます。
はい、更新滞りそうです。

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[ 2008/02/09 05:14 ] 舞台 | TB(0) | CM(1)
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[ 2008/02/10 00:34 ] [ 編集 ]
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